つくることを楽しめるようになるまで
週末は急な冷え込みで風邪をひいて寝込みましたが、初もののイチジク(甘い!)とみかん(まだちょっと酸っぱい)のおかげか、月曜には復活しました。
天気のよい秋の週末、茶箪笥の塗り直し、腐葉土用の堆肥箱作り、菜園の残渣片付けと土作り等々、やりたいことだらけだったのですが…。
体を休めながらいろんなことを考えました。
けれど、ずっとこうだったわけではありません。
とくに、植物を育てることに関しては、ずっと苦手意識を持っていました。
なんで私のだけ…、と悲しくなったのを今でもよく覚えています。
それが直接のきっかけかどうかは不明ですが、「私は生き物を育てるのが苦手なんだ」と思い込んでいました。
でも、ここ数年で苦手意識が消えたように思います。
特別なきっかけがあったわけではないけれど、身近な家族や友人が楽しんだり悩んだりする姿を見て、その目線の先にある自然の懐の大きさに目が向くようになりました。
育てるもなにも、ほぼ放置なのに、毎年にょきにょき伸びて実をつけてくれるイチジクとみかん(今年は少しだけ剪定して風通しをよくしました)。
植物だって育つときは育つ、枯れるときは枯れるのだから、植物のご機嫌を損ねないように試行錯誤すればよいのだなと思うようになりました。
コツや知恵はもちろん学ぶけれど、正解とか間違いとかという考え方はなくなりました。
苦手意識が長かったおかげ(?)で、一つでも花が咲いたり実がつくとそれだけでラッキーだと思えるのだから、こういう紆余曲折も悪くない。
でも今の子どもたちには、せっかくだから若いときから楽しんでほしいなと思うのです。