おちゃめな古道具~倹飩(けんどん)箱でパソコン機器をスッキリ収納
最近、訳あって一時的に文机でパソコンや趣味の作業することが増えたので、横に古い小さな棚も置きました。
はめ込み式の扉がついた収納箱で、「倹飩(けんどん)箱」という名前だそうです。
扉が紛失していますが、確かに上下に扉をはめ込む溝があります。
つい最近まで、この箱は謎の存在でした。
棚のようにも見えるけれど、何かが違う…。
そう思った理由は本体にでかでかと書かれた墨文字、片面には「大正元年八月新調」、反対側には「〇〇郡△△村□□□□(←人名)」とあります。
…え?新調した棚に名前や購入日を書いたりする⁉
… 大正時代ではこれが当たり前?
… いや~、茶碗か何かの箱でしょ!
そんな風にぐるぐる推理(妄想)していたのです。
正体不明のまま、数年前の私はこれを棚として使うことに。
塗料を塗りこまずオイル仕上げにして、おちゃめな墨文字を残しました(笑)。
古道具は現代の規格に合いづらいのが難点。
パソコンデスクの横にキャビネット代わりに置いてみたけれど、B4サイズなので、A4サイズのファイルが合わない(涙)。
しばらくは横置きにして、サイズ感のバラバラな写真集や絵本を収納していました。
そして、現在メインで使っている15.6インチのノートパソコンがぴったり収まることに気づいてからは、もっぱら便利に使ってます。
上段にはノートPCやタブレットを、下段はキーボードやマウス、ケーブルやデジカメ関係のものをケースに入れて整理しています。
PC周りのものが迷子にならず、スッキリ便利になりました。
ここでミシンを使う時、ちょっと休憩という時にはさっとパソコンを倹飩箱に移します。
仕事/趣味、オン/オフの切り替えもしやすくなりました♪
便利な事務系家具が安くネットで買える時代です。
それらも使っていますが、古道具も工夫して実用的に使いたい。
購入時(大正元年)から106年、加工前の木が山で芽吹いたのはいつなんだろう…そういう妄想が好きなんです♪
に ほ ん ブ ロ グ 村 テ ー マ