自然のふしぎ-はじけとぶ!カタバミの種
つい目の敵にしてしまう庭の雑草たち、でもなんだかかわいらしくて気になるアイツ、それはカタバミという植物です。
クローバーのような葉が愛らしいので、いっそグランドカバー植物のように広がってくれればいいのにと思いますが、そううまくはいきません。
あちこちに広がって、他の雑草の中に点在しています。
うちに生えているのは、ウスアカカタバミという種類のようです。
今日も庭で草取りをしていると、手元で“ぷちっ”と何かがはじけた感覚が…、よく見るとカタバミが実をつけています。
この実に触れると、その刺激で中の種があちこちにはじけ飛ぶのです。
しまった、実をつける前に抜いておくべきだったと思いつつ、この“ぷちっ”とはじける感じが楽しくて!
抜いたり刈ったりすればするほど種が広がるのを手伝ってしまうわけですから、やっかいだなあと思う反面、その自然の営みがなんだかおもしろくて、憎めないのです。
愛読書『たねのずかん』では「じぶんで たねをはじきとばす しょくぶつ」として紹介されています。
こんな動画も見つけました。たくましい、 ますます気になる存在に!
草ボーボーの荒れた庭は困るし、手入れの行き届いた雑草のない小奇麗な庭にも憧れます。
でも、今の理想は、こういう自然の不思議を体感できる、おおらかでワイルドな感じのお庭です。
木の根元に下草のように生えているカタバミは、そのまま残しておきました。