うちにもやってきた、美しい旅人(旅花?)
増えすぎた畑のアガパンサスの株を掘り上げました。
夏はきれいな紫の花を見事に咲かせてくれましたが、さすがに増えすぎなので、また野菜畑を占領しそうな勢いなので、数株を別の場所に移します。
9月~10月に作業を終わらせるはずが、思った以上に重労働で、台風やら仕事やらでなかなか進まず、今になってしまいました。
地上部もかなり生い茂っていますが、地面の下はすごかった…。
グロテスクなくらい白いヒゲ根が絡まりあって(画像割愛)、そこにまたハマスゲの根塊が絡まって…。
土の栄養もかなりアガパンサスに吸収されたであろうと思うので、この畑は堆肥や肥料を入れてしっかり春先まで休ませようと思います。
畑は閑散としましたが、畑のブロックの隙間からひょろっと伸びた一本の植物が目立っています。
誰も植えた覚えがないので、???と思っていたら…、花が咲きました。
白くてきれいなユリ!
しかし、どこからやってきたのでしょう。
調べたら同じように「球根を植えていないのに勝手に生えてきた」という人がけっこういました。
名前はタカサゴユリといい、台湾原産のユリのようです。
このタカサゴユリは種子繁殖するらしく、どうやらうちにもどこからか種がやってきたようです。
かなり繁殖力がすごいらしく、観賞用として大正時代に輸入された後、日本全国で野生化したようです。
根付いて群生することもあるようですが、数年花を咲かせていわゆる連作障害のような状態になると、忽然と消えることもあるそうな。
そういう特徴から、「旅するユリ」と呼ばれているそうです。
姿もかわいいけれど、「旅するユリ」なんて、なんだかカッコいい
いらっしゃい、しばしの間、うちの庭でくつろいでくださいな。
…しかし、畑を囲うブロック石の隙間なんて狭苦しいところから伸び、一本だけぴょんと咲いているけれど、どこかに移したほうがいいのでしょうか??