つくる・食べる・暮らす

不器用でも手作りを楽しむ暮らしの記録。

春の草花と植生の変化がおもしろい!

春は園芸種もですが、草花の勢いもすごいです。
 
とくに、八朔などの果樹回りは雑草パラダイス。
 
しかし、ここ数年はやみくもな除草はやめました。
参考にしたのは「選択的除草」という考え方。
 
 
無限にも思える草取りに疲れ、でも、草花も好きなのに…と悩んでいたころ、すごく納得・共感しました。
 
ポイント:優先的に残す草を選ぶ
 〇グランドカバーになりそうなもの(一部グランドカバー植物も植えています)
 〇在来種を中心に
 〇ビオトープの機能を考えて、虫たちが喜ぶものも残しましょう
 
この方式で、残したくない草だけ除草すると、背の高い「荒地」イメージの雑草が減り、地這い系の愛らしい草が地表を覆うようになりました。
 
秋から冬に果樹エリアでターゲットとして除草したのは次の4つ。
カタバミ(数種類)
・ヒメムカシヨモギ
 ※間違えて「ヒメムカシモドキ」って書いてしまいましたが、それは虫の名前でしたので訂正します。
 
やみくもに草取りしていたころより格段に楽、ローメンテ化が進みました。
 
 
ツユクサはかわいいのですが、在来種ではなく外来種マルバツユクサの勢いがすごくて、ミョウガ畑を覆いつくしました。
 
ちょっとでも根が残ったり、苅草を放置しておくとそこから再生して無限に広がります。
 
アメリカセンダングサも、ランナーの先にいくつも根を張り、さらに服くっつきまくる種で、どんどん広がります。
 
八朔の収穫の時も服が種だらけになったので、急いで根から抜きました。
 
その時落ちた種がまた出てくるでしょうが、今度は花がつく前に抜きます(黄色い花がかわいいんですけどね)。
 
 
2019年春、果樹エリアの草花たち、去年とはまた違った顔ぶれ&風景です。
 

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ひょろりとしているので、覆ってはくれないけれど、あちこちに広がってます

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去年はあまり見かけなかったオオイヌノフグリ
在来種だと思い込んでいましたが、在来種の「イヌフグリ」はもっと小さく、淡いピンクがかった紫。
でも、ふわふわと地を這うように群生してくれるので、可愛いお花を楽しんでます。
 
カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)

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こちらも去年は少なめでしたが、今年はあちこちでモフモフ。
根につく根粒菌が緑肥によいカラスノエンドウ
可愛くて春らしいので、しばらくモフモフしてもらうことに。
 
 
減ったものもあります。
 
こちらは昨年優勢だった背が高い草(名がわからず…)、ちらほら残っているだけ。

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初夏の草刈りが楽になるでしょう。
 
 
カタバミもかなり減りました。
 
 
ただ、カタバミを全駆除すると、カタバミが好きなヤマトシジミ(蝶)まで減るらしいのです。
 
それは困る…よね。
 
除草してもどこからか種が飛んできますが(汗)。
 
 
人間が手を加えるとどうしても生態系のバランスは壊れる、ジレンマもある、だからこそ、生態系のことも考えながら草花の力を活かせる庭にしたいな。
 
思い通りにならないところも含めて、植物の遷移はおもしろい!
 
 
 
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