つくる・食べる・暮らす

不器用でも手作りを楽しむ暮らしの記録。

古い水屋箪笥のリメイク(1)~サビついた金具を外す

古い水屋箪笥のリメイクに着手しました。

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実は、このブログを始めてすぐ、そのことについて触れてます。
2017年8月…、3年も寝かせてるじゃないか、やるやる詐欺もいいとこだー!
 
言い訳すれば、大物断捨離や荒れ庭などなど、リメイクやDIYよりも先に取り組むべきことが当時も山積みだったし。
 
せっかくなら、すっきりした部屋に置きたいですしね。
 
そして、古道具をきれいに蘇らせてくれる家具職人さんを探してみたけど、遠方でしか見つかりませんでした。
 
プロの職人さんの手でよみがえった古箪笥は、状態もよく重厚感があって、我が家のボロ感のある古箪笥とは雲泥の差。
 
わざわざ高額の送料や料金をかけるほどのものではないのなら、自己満足でもいいから、自分でリメイクしようと思ったのでした。
 
 
そう決めたものの、「実際のところ、これ、どーすればいいんだ????」と途方に暮れる日々。
 
それからずっと、個人でリメイクされている人のブログ等で情報収集。
 
 
まず悩んだのは、「サビだらけの金具は外すのか」という問題。
 
金具を外さずに塗装している方もけっこう多いけれど、丁寧に外して金具の錆を落として塗りなおし、箪笥の塗装後に付け直している方も。
 
よくよく見ると、我が家のは金具が取れて紛失している箇所もあります。
 
 
そして、塗料の問題。
 
木目を生かすオイルステインなどを使っている方が多数。
 
私も木目を生かすつもりだけど、できれば水屋箪笥に合って、防虫効果もある和の塗料がいいなあ…。
 
そして、虫食い跡やこんなボロ感、金具が紛失してしまった部分もごまかしたいなあ…。
 
 
悩みに悩んで(実際は、ほとんど忘れかけてたけど)、
1 金具を外す
2 塗料は和の古色を試す
という方針に決定。
 
 
 
今回、金具を外すための準備した工具はこの2つ。
 

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左:ネジザウルス 右:内張りはがし
 
この2つが金具外しに有効だと知り購入したのですが、実際に作業するまでは「本当に、こんな道具で外せるの?」と半信半疑でした。
 
だってサビサビで、しかも意外と薄っぺらく、板とすっかり癒着してしまったような金具ですよ⁈
 

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ところが、
 
内張りはがしって、すごい!
 
癒着してしまったようなサビサビ金具と板の隙間にすいっと滑り込んで、金具を浮かせてくれる!
 
 
最初は、内張りはがしで金具を浮かせてから、ネジザウルスで釘の頭を掴んで外していました。
 
が…。
 
慣れてくると、ネジザウルスだけでも、この推定100年近く前の小さな釘頭を掴んで、引き抜けるようになりました。

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すごい、すごいよ、ネジザウルス!

 
もっと早く出会いたかった…。
 
 
古い釘はサビて腐蝕しているので、半分近くは折れてしまったけど、なんとか全ての金具を外せました。
 
 
 
もっと早くこれらの道具に辿り着いていれば、3年も(実際はもっと長く)寝かさずに済んだのにね。
 
引き手は、外す最中に折れてしまったものもあります。

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実はこの箪笥は上下2つから成っていて、上の部分は戸が割れたり、中も痛みや汚れがひどいので、引き手だけもらって処分することにします。
 
 
さあ、金具は外せたけど、状態は当然よろしくない。
 
前途多難。
 
とりあえず、連休中にやすり掛けして、きれいに拭きあげます。

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手作業では時間がかかるので、サンダーで
 
さて、挫折せずに完成させられるでしょうか???
 
 
 
 
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