つくる・食べる・暮らす

不器用でも手作りを楽しむ暮らしの記録。

祖母の大島紬その他で秋色ワンピースを縫う

祖母の2枚の着物から、色柄違いのワンピースを作りました。

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 せっかくの美しい柄に不器用な私が鋏を入れて失敗したらどうしよう…と迷いましたが、死蔵品にしておくよりも纏ってみたい気持ちが勝っちゃって。

■型紙
こちらのyanさんの型紙は、ほぼ直線縫いでできるうえ、着物地で作るとちょっとレトロな感じでとても素敵だったので、お借りしました。他の洋服もとても素敵で、作れなくてもついつい眺めてしまいます。

yansewing.com

 

■素材

今回使ったのは、1枚は大島紬の泥染めの着物。

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大島紬の伝統的な織り模様には、一つ一つ意味があるそうです。


付け焼き刃で調べてもよくわからなかったけど、眺めていると、イスラム圏や東欧のモザイク柄のようにも見えてくるから不思議(私だけ?)


私、いろんな文化がミックスされたような模様に弱いんです。

 
好きに任せて、そういう柄ものばかり集めたり着たりしていると、インテリアも洋服もカオスに陥るので、部分的にとどめています。
 
 
もう1枚はなんだろう、おそらく絹素材でハリがあり、シボ(凹凸)が特徴的。

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おばあちゃんカラーですが、縦縞で細見え効果も期待できるし、洋服にしたら意外と渋かわいいんじゃないかと。

 

■作業

着物リメイクの第1段階は、着物を解いて水通しすることから始まります。


これはすでに、春先に済ませていました。

古い着物はざっくり手縫いなので、映画を観ながら、ぼちぼち作業しました。
 
なので、今回は型とりから。
着丈は少し長めで、110cmにしました。
 
yanさんのこちらの型はほぼ直線で、反物の幅そのままを活かせるので、私のような不器用にもとてもやさしい!
 

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一番難しかったのは、首回りに見返しをつけるところでしょうか。

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ごまかした部分もありますが(笑)、とてもシンプルな作りなので、初めての私でもなんとかできました。



■着方

出来上がり、私にもワンピースが縫えました♪

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反省点は、柄合わせが甘かったことですが、大目に見ることにします(^^;

 

半袖ですが、生地も色柄も秋冬的なので、ニットやカットソーと重ね着します。


ハリのある生地なので、そのままだとすとんと直線的。


前回、ラップスカートを作ったようなしゃらっとした生地だと、体のラインに沿っていい感じになると思います。


着こんで洗濯するうちに、いい感じに体になじんでいくのも楽しみです。 
(洗濯はおしゃれ着洗いで、ドライコースで洗っています)
 

ストンと着るのもいいですが、こんな感じでベルトでウエストをマークして着る予定。

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色柄は地味で渋いですが、それでも着物、織りが美しく、さりげない光沢感もあります。

仕事やフォーマルな場面用のジャケットとも相性がよさそうです(あくまで、個人的な好みだけど)。

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布が中途半端に余っちゃったけど、工夫すればすっきりラインのスカートがもう一枚作れそう。

断捨離中なのに服を増やしてどうするんだという気もしますが、着こなせない着物=死蔵品が1つ減ったのでOK。

 
それに、最近「こんな服が着たい~」と思うことがあまりなく、作業着的なものが多いですが(汗)、美しい生地をリメイクすると、自己満足ですが着る時にワクワクするのです♪
 
 
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