つくる・食べる・暮らす

不器用でも手作りを楽しむ暮らしの記録。

庭からの出土品~パピリオ・クリームの瓶

夏野菜のための畑を準備中、熟成中の自家製堆肥の箱を開けると、かわいいカエルちゃんがいました。

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なぜかトカゲも勢いよく飛び出してきて、びっくりした~(すばしっこく、すぐに逃げた)。
 
 
 
2月に花壇を作ったときに、地中から大きな石、割れた瓦、割れた茶碗やガラスビンなどが大量に出てきました。
 
その中に、ちょっと気になる陶器の四角い瓶がありました。
 
 
白地にブルーで「P.」の文字がすてきで、なんだか気になります。

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フタはないけれど、どこも欠けてはいません。
 
正体が知りたくなり、特徴を検索したらすぐにヒット。
 
これは昭和30年代のパピリオという会社が作った化粧クリームの瓶でした。
 
 
私は骨董品とか古いものの風合いとかデザインは好きですが、知識はなく、価値についても無頓着。
 
でも、高価な壺とかではなくただの化粧品の瓶なのに、昔のものは素材もデザインも絵になりますね。
 
この瓶が好きで探したり集めている人もたくさんいることを初めて知りました。
 
 
デザインしたのは洋画家の佐野繁二郎さん、マティスのお弟子さんらしいです。
 
気になって佐野繁二郎さんの作品も調べたら、絵の他にも本の装幀をたくさん手がけていた方だそう。
 
作品はクリーム瓶のシンプルなイメージとは違っていましたが、ヤバい、絵もデザインも、手書きの字体も気になります!
 
 
 
 
出土品からどんどん脱線、発展してしまいました。
 
断捨離中なのに、古いもの好きなので、手放せそうにありません…。
 
コレクションとしてしまったりせず、実用的に使ってみようかな。
 
小さな野草の切り花を飾ったり、重曹とアロマオイルで消臭&香りのポット代わりに♪
 
 
 

 

アマドコロとジギタリス~雨の雫も似合う白い花

春の嵐の影響でぐずつきがちな空の下、庭の一角の白い花が雨の雫に濡れてきれいです。

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姿形がスズラン似のこの植物の名を私は知りませんでした。
 
知人に尋ねたところナルコユリだと教えてくれました。
 
けれど、もう一度調べてみたら、ナルコユリそっくりなアマドコロという植物のようでした。
 
ナルコユリとアマドコロは、茎や花柄のつき方に違いがあるそうです。
 
いろんなサイトと庭の花を見比べて「たぶんアマドコロだろう」と判断していますが、実物二種を比較していないので、確実ではありません…。
 
とにかく、うつむきがちで控えめなその姿が愛らしく、雨の雫がお似合いです。
 
そして、見た目はおとなしめの印象なのですが、このアマドコロ、めちゃくちゃ強くてよく増えるのです。
 
秋ごろだったか、家族が「増えすぎ!」と庭の一角を占めていたアマドコロを他の草と一緒にバッサリ刈っちゃったのですが(汗)、春になったらまた元気に群生しています。
 

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はかなげな見た目と、刈っても掘っても生えてくる強靭さ、そのギャップになんだか惹かれます(お付き合いすると大変なことも多いですが(笑))。
 
 
もう一つ、こちらは花壇を作ってから3月ごろに植えた白いジギタリスです。
 
青い空も似合いますが、雨に濡れた姿もまたきれいです。

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この苗は園芸店の新春初売りセールで1つ100円だったもの、もっと大きく育ったピンク系は定価でした(笑) 。
 
そのころは花壇も未完成だったし、おしゃれなイングリッシュガーデンにお似合いなお花がうちの庭に合うか心配でしたが、白ならばとセールの勢いに乗って買ってみたものです。
 
こちらは寒さに強いようで、花壇ができるまで寒い庭の一角でがんばってスタンバイしてくれていました。
 
植えるのが遅くなったので背丈はまだ低めですが、もうちょっと大きくなってくれるかな。
 
まだ閑散とした花壇でひときわ目立っています。

 

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あせらず、少しずつ、この白いお花たちにお似合いな植物を増やしていこうと思います。
 
 
 
 

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文机のメンテナンスとキャンドルナイト

祖父母が使っていたであろう文机です。

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和室のポイントでもあり、実際に仕事や趣味の作業台としても活躍してくれる実用的なものです。
 
シミや落書きがあったりしますが、それも長年実用的に使われてきた道具らしくて、木のぬくもりを感じるので気に入っています。
 
ただ、明らかに材質が劣化してきている印象があるので、メンテナンスすることにしました。
 
 
使ったのは桐油、和の家具や家の木部の塗装や補修に使われるオイルです。
 
塗料を塗り込むよりも、表面にオイルを塗りこむこと(オイルフィニッシュ)で、木の呼吸を妨げずに表面をきれいにし、防虫効果や補修効果もあるそうです。
 
オイルフィニッシュといえばオイルステインなどが良く使われますが、あちらは「塗料」という感じ、こちらの桐油は「オイルで磨く」「補修する」という感じが強いです。
 
桐湯は粘度があって少量でもかなり浸透力があるので、少しずつ布にとってのばしながら均等に塗り込み、磨いていきます。
 
 
なんだかお肌の手入れみたい、ちょっと塗り込んだだけですが、カサカサしていたお肌に水分と油分が戻って潤うような印象です♪
 

 

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カサカサだった脚部分も水分と木の風合いが少しずつよみがえってきました。
 
before

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after

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浸透力はありますが、塗った直後はしばらく表面が油っぽく物を置いたり触ると少しべたつくので、しばらく何も置かずに乾燥させます。
 
こういう物が置ける家具は気を抜くといつのまにか書類や雑多なものが積みあがってしまうので(汗)、メンテナンスを機に、作業時以外は何も置かないぞと強く誓ったのでした。
 
今日はお天気もよく、間に他の家事や買い物を挟みながらぼちぼちやっていたら、日が暮れてきました。
 
そういうば本日(22日)はアメリカでアースデイが始まった日ではないかと思い立ち、乾燥中ではありますが、ちょっとキャンドルなど置いて、夜は和室でキャンドルの明かりで過ごしました。
 

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4月中旬に、各地でアースデイのイベントもやっていたようですね。
 
ハッピーアースデイ
 
 
 
 

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草のある庭2~いろいろ敷いてみる

ツツジが咲き、庭が明るくなりました。

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ツツジの周りは先人が置いた庭石や灯篭があり、ちょっと庭園風な空間です。
 
しかし、踏み固められて締まった土壌なのに草は元気に生えてくる、しかも取りづらい!
 
なまじ周辺が「庭園風」なので、草を放置すると「自然」でもなんでもなく、ただの「荒れ庭」です…。
 
 
防草シートを敷いて砂利をまくにもお金がかかるし、荒れた土壌に砂利を敷くのも気が引けます。
 
ガーデニングの本で見かけたお宅が園路の周りに杉の皮の繊維を敷き詰めていたのを見て、昨年、うちでも土壌改良用に購入していたバーク堆肥で試してみました。
 
除草し、地表に光が届かないように厚めにバーク堆肥を敷きました。
 
効果のほどは?
 
○バーク堆肥を使うことで、固くしまった土の改良効果が見込める
○保水性があり、やわらかく、歩くとふわっとして気持ちいい
○バーク堆肥が日光を遮断するので、草がほとんど生えてこない
○砂利よりもずっと安い
○堆肥といっても植物性でしっかり熟成されたものなので、臭いの心配は全くなし
○見栄えもまあまあよい
 
ただ、当然ですがバークの隙間から土の表面に日光が当たると、そこから草が生えます。

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が、生えてもひょろっとしたのが数本程度、するっと抜けます。
 
目が細かくて軽いので 風に飛ばされないかが心配でしたが、植木に囲まれているせいか

 や強風でもほとんど問題ありませんでした。

 
 
それでも一年たつと多少は目減りして、小さな草が目立ってきたので、地表が現れてきた部分に補充しました。
 
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色の濃さと厚みが戻ってきました。
 
 
砂利とは違って多少の補充やメンテナンスは必要ですが、低コストで草取り時間が大幅削減できたので満足です。
 
正面から見える部分だけバーク堆肥を敷き、あとは剪定枝の粉砕チップをまいたり、グランドカバーになる草や植物を育てます。
 
これで昨年より初夏の除草がずーっと楽になるはず…です!
 
 
 
 

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草のある庭~残す草/残さない草

久々に園芸店をのぞくと、野菜の苗がたくさん並んでいます。
 
そろそろ菜園の準備を始めなくちゃ。
 
最近まで外壁リフォームの足場が畑にかかって作業ができない間に、スギナがぽつぽつ生えてきました。
 
スギナは根が深いので嫌われますが、冬の間中ハマスゲやドクダミの根を掘り返した畑の土は柔らかく、完全撤去は無理でも大部分は引き抜けます。
 
 
草とつきあって知ったのですが、芽吹かなくても植物の種は土中で生きていて、あるものが優勢なときは、他の種は土の中でスタンバイ。
 
そして、その優勢な植物を駆逐すると、「チャンス!」と他の植物が芽吹くのです。
 
 
この小さな畑でも、ここ数年で次のような植生変化がありました。
 
 球根植物 vs 雑草
  ↓
 ハマスゲ&ドクダミ優勢期
  ↓
 掘り返して野菜畑に
  ↓
 野菜 vs ハマスゲ&ドクダミ
  ↓
 菜園休閑期/ハマスゲとドクダミ駆除
  ↓
 スギナにチャンス到来!
 
 
こんな時期もありました(気を抜くと、またこうなるかも)。
 
 
庭も同じです。
 
最近ではやみくもな草取りはやめ、「残す草」と「残さない草」とを分けて考えるようになりました。
 
 
「残さない草」 はハマスゲやカタバミなど、爆発的に増えると手に負えないものです。
 
球根状の根まで徹底的に取り除いています。
 
カタバミはかわいいし、おもしろい植物ですが、根と種と両方で飛び地していくので困っています。
 
クローバーのように覆ってくれればよいのですが。
 
背丈のある草はあまり目くじら立てずに草刈り機で地上部を刈っておしまい。
 
草の根があるおかげで固い土壌が砕かれ、表土が豊かになると聞いてそうしています。
 
 
そんなことを続けていたら、庭の一角でカタバミと背の高い草が減り、代わりに広がってきたのがこちら。
 

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たぶんヘビイチゴだと思うのですが、今まで見かけなかった草です。
 
背丈が低くてかわいいし、地上を覆ってくれるので、こちらはグランドカバーとして残してみようと思います。
 
アジュガのまわりのドクダミ

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こちらのドクダミも、化粧水と入浴剤にするので「残す草」です♪
 
 
 
 

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