つくる・食べる・暮らす

不器用でも手作りを楽しむ暮らしの記録。

雨の中の遅咲きひまわり

庭の隅のひまわり、今年の夏はポツポツとしか咲きませんでした。
 
しかし、このところの忙しさで気づかないうちに、こんなことになっていました。

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もう9月半ばなのに、雨の中、風で倒れそうになりながらも満開です。
 
寒がりの人間は、もう気の早い冬支度を始めているというのに…。
 
遅咲きになったのは、理由があります。
 
このひまわり、畑の一角にこぼれ種から芽吹いた物が、雑草と一緒にぐんぐん育っていたものです。
 
そのままでも野性味あふれてよかったのですが、せっかくならと空きスペースに植え替えたのです。
 
30~40cm丈のころに根を崩さないように慎重に掘り返して、移植しました。
 
まだ小さいから大丈夫だろうと思ったのですが、水をやってもうまく根づいていないのか、しばらく葉っぱがしおれたままでした。
 
植え替えた後で、「ひまわりは移植を嫌う」ということを知りました。
 
ああ、かわいそうなことをしてしまった…、このまま枯れるのかなと思っていました。
 
葉っぱが元気を取り戻すまで毎日水やりし(ひまわりが気になって、早起きになりました)、枯れ草や堆肥を入れた土で根元が乾燥しないようにマルチしたり、とにかく回復して欲しいといろいろ試しました。
 
最初のほうの葉はだいぶ枯れてしまいましたが、しばらくすると、新しい元気な葉がつきはじめ、背丈もぐんぐん伸び始めました。
 
ご近所のひまわりに比べると成長も開花も一足遅れましたが、回復してこんなに花をつけてくれて本当にうれしい!
 
もう移植しなくてよいように、ここをひまわりの場所と決めました。
 
咲き終わった後の茎や葉は、来年のために緑肥としてすき込みます。

バジルの収穫とドライバジル作り、そして来年の抱負

今年はフレッシュバジルが少量あれば充分かなと思って、苗を1本だけ買って鉢植えで育てていました。

 

が、バジルはトマトのコンパニオンプランツによいと聞き、挿し木でトマトのそばに地植えしてみたところ、そちらのほうがわさわさと元気に育ってくれました。

 

トマトとバジルは、料理はもちろん、畑でも相性抜群なんですね。

 

夏中、とれたてのトマトとフレッシュバジルの組み合わせを堪能しました。

 

今年はジェノベーゼソースを作るほどの収穫量はないので、春は庭の山椒の葉(新芽の香りが最高です!)、夏はもさもさ繁った大葉で作りました。

 

mikipan.hatenadiary.com

けれどバジルもそろそろ終わりの季節、花も咲いてきたので、残った葉を摘み、少量でも作りやすいドライバジルにしました。

 

本当は天日干しがよいのでしょうが、今回はちゃちゃっと電子レンジで作りました。

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あっという間に完成、色も黒っぽくならず、香りもよく残っています。

 

少しですが、これで秋冬の間もバジルの香りを楽しめます。

 

ああ、さっそくバジル風味のガーリックトーストが食べたくなってきました、この調子では、ドライバジルもすぐなくなりそうです。

 

今さらですが、もっとたくさん育てておけばよかった

 

今年はちゃんと秋にバジルの種をとって、来春は種まきしてたくさん育てるぞと心に誓ったのでした。

ちょっと気の早い秋冬支度ーウールの冷え取りグッズ

9月に入り、暑さが和らいできました。
 
庭ではちょうちんのような形が愛らしいアブチロン(チロリアンランプ)が、まだまだ夏の雰囲気を感じさせてくれますが、朝晩は肌寒さも感じるようになりました。

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学生時代の衣替えもそうでしたが、季節の変わり目は早く次の季節のファッションを楽しみたくてウズウズします。
 
冷え症の私は夏でも基本的に冷えとりソックスをはいています。
 
今年はあまりの暑さに裸足の日も多かったのですが、それでも通気性のよいシルク&コットンの冷えとり用のレッグウォーマーは手放せませんでした。
 
履き忘れると、足の内側からじんじんと冷えてくるのがわかるほどです。
 
こんな体質ですから、秋冬の足元は基本的にモコモコしています。
 
冷え取りレッグウォーマーに加え、冬はさらに暖かさを追求し、ウールのセーターをリメイクして、レッグウォーマーやカバーソックスを自作しています。
 
くたびれてきたウールセーターの袖をちょきんと切って、吐き口にゴムを通せば、簡単レッグウォーマーの完成です!
 
基本的に家用ですし(時々近所のお買い物にも…)、縫い目は気にせず、ざくざく縫っています。
 
家族や友人にも作ってあげたところ、とても喜ばれました。
 
黒の薄手のウールは肌触りがふわふわ、秋口から春先まで大活躍です。

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赤のウールは、袖山の形もそのまま、長いから膝もカバーしてくれてぬくぬくです。

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こちらは厚手で丈夫だったので、身頃から足底をとって縫い付け、カバーソックスにしました。f:id:mikipan:20170907225638j:plain
 
寒さが厳しい日も、これがあれば足元ぬくぬく、上半身薄着でも大丈夫です。
 
最近ではお気に入りのウールのセーターがへたってくると、リメイクしたくてウズウズします(笑)

自然のふしぎ-はじけとぶ!カタバミの種

つい目の敵にしてしまう庭の雑草たち、でもなんだかかわいらしくて気になるアイツ、それはカタバミという植物です。
 
クローバーのような葉が愛らしいので、いっそグランドカバー植物のように広がってくれればいいのにと思いますが、そううまくはいきません。
 
あちこちに広がって、他の雑草の中に点在しています。
 
うちに生えているのは、ウスアカカタバミという種類のようです。
 
今日も庭で草取りをしていると、手元で“ぷちっ”と何かがはじけた感覚が…、よく見るとカタバミが実をつけています。
 

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この実に触れると、その刺激で中の種があちこちにはじけ飛ぶのです。
 
しまった、実をつける前に抜いておくべきだったと思いつつ、この“ぷちっ”とはじける感じが楽しくて!
 
抜いたり刈ったりすればするほど種が広がるのを手伝ってしまうわけですから、やっかいだなあと思う反面、その自然の営みがなんだかおもしろくて、憎めないのです。
 
愛読書『たねのずかん』では「じぶんで たねをはじきとばす しょくぶつ」として紹介されています。
 

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こんな動画も見つけました。たくましい、 ますます気になる存在に!
 
草ボーボーの荒れた庭は困るし、手入れの行き届いた雑草のない小奇麗な庭にも憧れます。
 
でも、今の理想は、こういう自然の不思議を体感できる、おおらかでワイルドな感じのお庭です。
 
木の根元に下草のように生えているカタバミは、そのまま残しておきました。

次こそは!-種から育てるパクチー

友だちからパクチーの種をたくさんもらいました。

 

中国語では香菜(シャンツァイ)、タイ語ではパクチー英語圏ではコリアンダーと呼ばれています。

 

私はタイ料理やベトナム料理は大好きで、基本的には食べに行くか作ってもらうかなのですが、たまに手に入ったときにはトムヤムクン風のスープや生春巻きを作っています。

 

あの独特の香りがけっこう好きなのです。

 

残念ながらうちの近くのスーパーにはパクチーは置いていません。

 

実は今年の春、他のハーブと一緒にパクチーも一株だけ買ったのですが、少し楽しんだだけで枯らしてしまいました。

 

春雨サラダなどのトッピングなどにちょこちょこ使っていましたが、茎がひょろ~っと伸びて、下から葉が枯れ始め、白くてかわいい花が咲き、やがて枯れてしまいました。

 

後から知ったのですが、パクチーを長く楽しむためには、このひょろ~っと伸びる花芽は切ってしまわねばならなかったのです。

 

種を取りたいときは、花芽を伸ばします。

 

ハーブ類はお手入れいらずで強いと聞いていたので適当に考えていましたが、ちゃんと調べてお手入れしなくてはダメですね。

 

春と秋が種の蒔き時のようなので、今度は種から再チャレンジします。

 

ハーブ類を種から育てるのは初めて、友人にもよくアドバイスをもらって、今度は大事に育てます。

 

秋から冬にかけて、パクチーたっぷりのアジア風鍋なんていいなあと、今から妄想がふくらんでいます。

 

それにしても、いただいた種の量が多すぎるので、周りのパクチー好きにもお裾分けしようと思います。

 

ハーブ類や薬味類は見た目も好きですし、少しだけでもあると楽しいから、もっと勉強して、いろいろ育ててみたいです。