つくる・食べる・暮らす

不器用でも手作りを楽しむ暮らしの記録。

大正時代の鏡の枠をアンティークフレームに

古い鏡の枠です。
 

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鏡はすでに外して、枠だけです。
サイズは外寸:73㎝×102㎝、内寸:61㎝×92㎝。
 
 
大きくて重い上に鏡面の汚れがひどく、倒れて鏡が割れると危ないので、処分する予定でした。
 
そのまま置いておくと、古い鏡に異界の何かが映り込みそうで、怖かったんです(苦笑)。
 
でも、大きな絵を飾りたいと常々思っていた私は、シックでアンティークな木枠に惹かれ、思い切って鏡を取り外すことに。

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鏡は接着剤を使わず、はめ込んで裏から板を打ち付けていただけだったので、意外と簡単に外れました♪
 
 
すると…鏡の裏にはこれを新調した日付だと思うのですが「13.03.09」と書かれていました。

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13年って、昭和?大正?それとも明治?
 
 
この家が建てられたのは明治27年らしいので、明治13年(1880年)説は可能性が薄い。
 
昭和13年(1938年)は日中戦争開戦の翌年、太平洋戦争開戦も目前。国家総動員法が施行され、庶民の生活まで統制下に置かれるようになった時期に、家具なんて新調する余裕があるだろうか?
 
 
大正13年(1924年)、イタリアの総選挙でファシスト党が勝利。日本も軍国主義に向かっている時代ではあるけれど、昭和13年の危機的ムードに比べれば、こちらのほうが可能性が高そう。
 
西暦表記で1913年だったとして、大正2年という説もあります。ただ、昔の人は西暦より和暦を使うことが多いんじゃないかな…。
 
↓ この倹飩箱(けんどんばこ)も和暦で新調した年月日が書かれていたけど、大正元年新調だったから、鏡も同時期の大正2年説が濃厚か?
 

mikipan.hatenadiary.com

 

もしかするとイギリス式の表記で、09年3月13日の可能性もあるけれど…。

 

詳細不明なので、ざっくり大正時代と推測しておきます。
 
 
96年分の埃や汚れを古歯ブラシでかき出しては拭く作業を何度も繰り返す。

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そして、壁に固定するために取り付けていたであろう錆びた針金と釘を外そうとするも、うまくいかない。
 
ぎゃっ、針金の先で指をひっかき、流血!
 
針金は取れたけれど、釘は無理すると木部が割れそう…。

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 庭師匠が何かよい道具を持っているかもしれないので、後日相談します。
 
 
それでも、なんとかフレームっぽく見えてきたので、先日、ホームセンターで、アクリル板や裏から蓋?をするためのベニヤを購入。
 
 
行きつけのホームセンターにはアクリルカット用の機械はなく、木材用の機材でなんとか内寸ぴったりにカットしてもらったけれど、持ち帰ってみたら微妙な差ではまらない(涙)。
 
仕方ないので、これから紙ヤスリで削って、地道に微調整します…。
 
 
ポスターは、ぴったりサイズ、かつ気に入ったものという2つの要件を満たすものがなかなかなく、余白のある少し大きめサイズのものを選びました。
 
端をカットして飾る予定だけど、うまくできるかなあ…。
 
失敗したら、自分で描くか⁈
 
それとも絵を飾るのをあきらめて、「肖像画ごっこ」に使う⁈(←たぶん、3回くらいはやる)。
 
 
もっとスムーズに作業できると思っていたけど、古いもののリメイクは小さなトラブルの連続で、いつも立ち止まってばかり。
 
途中、「現代のポスターサイズにぴったりな、軽い素材のフレームを買えば早いよねえ」と何度も思ったのですが、汚れや傷があっても今回は木枠ありきのリメイクなので、自分を励まし(騙し?)、小傷を作りながら気長に取り組みます^^
 
 
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