餅板の古材をテーブル天板に⁈~一筋縄ではいかないけれど愛着のある古民具
餅板とは、つきたてのお餅をのして丸めるための板のことです。
現代だったら、年に1~2回の餅つきのためだけに存在する重たい板なんて「非合理的」、「邪魔」と断捨離対象になってしまうこと間違いありません。
けれど、当時の人にとってお正月がいかに大事だったか、どれだけ新年を待ちわびていたか、そんな想像を膨らませてくれる大事な古民具です。
きっと、本当に大事なこと以外、日々の暮らしや人間関係などはと~ってもシンプルだったのでしょうね。
すっかり異なる価値観で、日々せわしく生きている現代の私には相容れない面もあるけれど、その生活のシンプルさ、季節とともに暮らすという部分に憧れや共感を感じます。
…そんなわけで断捨離できなかった餅板を活かしたいと思いつつ、前回の記事から9カ月経過。
いや、何もしていなかったわけではなく、紆余曲折があったのです。
裏で固定していた角材を外し、2枚の板にばらして磨きながら、漠然とテーブルの天板にしたいというイメージだけはありました。
大きなヒビや釘穴があるので、事務作業用デスクとかダイニングテーブルには不向きです。
でも、ちょっとお茶したり、ノートパソコンで作業したり本を読むためのテーブルならいいのでは?
イメージは膨らむのですが、形にしようとすると一筋縄ではいかないのが古民具、古材。
まず、釘穴や大きなヒビを隠すために、市販のウッドパテで埋めようとしたのですが、目立たないところで試したところ、パテの色が周囲から浮いて、かえって目立つ!
カラー塗料でべったり塗りこめるならいいけれど、今回は古材の風合いを活かしたいので、パテ埋めは断念。
ええい、釘穴上等、ヒビ上等(やけくそ)!
次に迷ったのが脚、これは餅板とは関係ないのだけれど、作り方や素材選びでひと悶着ありました。
はやりの鉄脚っぽいものも、ネットでいろいろ探しましたが、なかなか好みでお手頃なものが見つかりません。
某大手インテリアショップでとってもお安くサイズ感もよい黒い鉄脚風を見つけたのですが、店舗が遠いので送料を調べるとなんと脚の価格の6倍!
いくら増税前でも、買わない(怒)!
一日潰して、高速料金とガソリン代かけて店舗まで買いに行くのも今の私には考えられない!
結局、近くのホームセンターで手に入る木材に落ち着いたのでした。
適当だけど設計図的なものを作って買いに行ったのですが、お目当ての2×3材がない…。
どうやら、他の規格より需要が少ないようで、在庫を置いていないようでした。
ネット通販での取り寄せなども考えたけど割高、送料別途、面倒…、あきらめて在庫のある2×4材で計画し直しました。
そんな紆余曲折を経て、やっと購入した脚材にやすりをかけ、ブライワックスで着色。
ふぅ。
イメージしていた華奢なおしゃれさとはどんどん遠くなりつつありますが、どうせ素人リメイク、イヤだったら作りなおせばいいよね…。
あるいは、テーブルじゃなくて全然別物になる可能性も捨てきれない(汗)。
この調子で一進一退なので、いつになるやら…。
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秋冬に向けて畑のリフレッシュ、夏の名残のピザ・マリナーラ(風)
今年こそは9月のうちに秋冬野菜の種まきを!
そう思って、少しずつ畑の残渣を片付けて準備を進めてます。
家庭菜園を始めたころは「まだ実があるのでもったいない」と、なかなか見切りを付けられませんでしたが、限られたスペースを回していくには、思い切りも大事。
先週、空いたスペースに苦土石灰を土にすき込みました。
これからは、複数の作物の混植にも、どんどんチャレンジしてみたいです。
だいぶすっきりした畑1号ですが、時々この草に出会います。
2年前、この畑1号を覆いつくさんばかりの勢いだったハマスゲです。
その年の秋冬は、このハマスゲ対策で、畑1号はお休み。
除草剤は使いたくなかったので、地中に増えまくった茎塊を、とにかく手作業で掘り上げました。
若かったなあ(遠い目)…。
一冬かけて、80%くらいは掘り上げたはず。
おかげで、たまにハマスゲを見かけても慌てたりイラっとしなくてすむようになりました(笑)。
細い葉を見つけ次第、黙々と葉と茎を辿って茎塊を掘り出してます。
私の畑では歓迎されていないけれど、ハマスゲにはすばらしい効能があります。
以前の記事にも書いたけれど、生薬として重宝され、正倉院の御殿からも見つかっているのだそうです。
植物にはそれぞれいろんな役割があり、私が使いこなせていないだけで、その植物が持つ効能が誰かの命を救うこともあるはずです。
人間の都合で勝手に根絶やしにするのはどうなのか…。
でもね、そんな風に情けをかけると、恐ろしいほど増えるんですよ、このハマスゲってやつは!!!
私が畑をやめたらのびのび茂っていいからさぁ、しばらくはここで野菜を育てさせてよねー。
今日はランチが遅めだった上、夕食は1人だったので軽くピザで済ませることに。
シンプルにピザ・マリナーラ(風)。
なんて、ちょっとおしゃれに言ってみましたが、要はチーズを切らしていたので、チーズ抜きのピザです。
マリナーラソースは、トマト、にんにく、オリーブオイル、バジルで作ったトマトソースのことだそう。
トマトソースにはバジルを入れてなかったので、後乗せし、にんにくスライスも追加。
お味は…、トマトが濃厚、バジルの風味が効いてチーズなしで十分おいしい!というか、私的にはこちらが好み♡
畑は豊かに、でも食卓はどんどんシンプル、というか粗食に向かってます(笑)。
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ウォールラック~暮らしの古民具「一斗升」にグリーンを飾る
ガレージの片隅で埃をかぶっていたこちらの木箱、名前を「一斗升」と言います。
一斗=10升=100合のお米を量る農具です。
祖父母が若い頃のものでしょう。
持ち手付きで、米を入れても持ち運びやすくてとっても便利♪
…なのですが、稲作の技術もキャパもない令和を生きる私には、当然使いこなせません!
歴史資料館への寄贈や、オークションサイトへの出品も考えました。
ただ、地域の歴史資料館には、もっと状態がよいものがすでにあります。
オークションに出品されているのは、やはり状態が良いものばかり。
我が家の一斗升は釘も飛び出しているし、酷使と修繕を重ねてボロボロですからねえ…。
プランターカバーにとも思いましたが、鉢のサイズと合わない木箱は半端感この上ない。
ちなみに「一斗升」で検索するとよくヒットするのはこちらの樽のような形。
樽型はおしゃれな鉢カバーとして使っている方も多いみたいです。いいなー。
中途半端な箱を放置すると、中途半端なものや埃が溜まります。
堅く絞ったウェスで拭くと、積年の汚れでウェスが真っ黒に(汗)。
汚れた状態で置いておくからこうなるのだ…と、心を決めて塗り直しました。
今回使用した塗料は、数年前に買ったワトコオイル、色はダークウォルナット。
和の古民具には和素材のオイルが合うと思ったのですが、うちにある桐油は粘度が高くて塗りにくいんですよね(涙)。
オイル系塗料は木に染み込んで乾燥を防ぎ、木目や風合いを活かせるのが魅力です。
ただ、ホームセンターで買う表面が滑らかなSPF材等に塗ると、塗りムラが目立つような気がします。
それを「味」と言えばそうかもしれないけれど、やりすぎな感じとムラが個人的には好きじゃなく、最近は出番がありませんでした。
でも、表面が傷だらけで凸凹した古い板には、意外とよく馴染みました。
色が濃すぎたかな…と思いますが、なにせ、水分も油分も抜けきった古板なので、オイルがどんどん染み込むのです。
玄関~和室の古い柱の色にもなじみ、古釘も目立たなくなったので結果オーライ(笑)。
本来の役目を終えた一斗升には、玄関インテリアのポイントとして第二の人生?を歩んでもらうことに。
欲しかったんです、グリーンを飾るウォールラック♪
我が家の玄関引き戸は格子窓、光がよく差し込むので、絵を飾りたくても色褪せが気になります。
絵はだめでも植物にはよい環境、手持ちのアイビーの小鉢を置いてみました。
もう少し大きく育てて蔓を垂らしたいので、週末はちょうどよさそうな鉢を探しに出かけよう~。
多肉との寄せ植えもいいですね(寄せ植え、下手だけど)。
こちらも褪色が気になるので、めったには飾れませんが、大好きな写真集も置いてみました。
暗い色のものを飾るときは、背板を白く塗ったほうが映えそうです。
そして、この一斗升の棚にはもう一つの大事な役割があるのです。
それは、大げさに言えば、世代間コミュニケーションを促すツール!です。
これが一斗升だと分かるのは、多分、60代以上の方。
叔父やご近所のおばあちゃんなら「これって一斗升?なつかしいあ、うちにもあったよ」と会話が弾むでしょう♪
一斗升など知らない50代以下の若手or中堅世代とは…、以下妄想。
客 :「この棚、不思議な形してるね」
miki:「昔の農具で一斗升っていうんだよ~」
客 :「何それ~、初めて聞いた~」
miki:「祖父母が使ってた、米を量る道具でね…」
なんだか、楽しいじゃないですか!(私だけ?)
一斗升さん、これからもよろしくね♪
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緑茶クッキー~余りがちな茶葉でおやつ作り
緑茶の茶葉が余っています。
義姉の実家がお茶の産地で、少し前に大容量パックをいただきました。
工場直送の真空パックで、外観はそれっぽくないけれど、上質なお茶らしい。
うれしいけど多すぎる…と思っていましたが、飲んでみると、香り高くてとってもおいしいので、贅沢にいただいちゃうことに♡
水出しにするとカフェインも抑えられ、まろやかでおいしいので、夏の間は水出し緑茶を常備。
父の初盆期間は訪問客も多いので、レジャー用のジャグで仕込みました(笑)。
準備も楽で、ペットボトルのお茶に頼ってゴミを大量に出すこともなく、よい気分♪
ここ数日は、雨続きでかなり肌寒いので、そろそろホットも恋しい。
それ以外にも、贈答品でいただく茶葉が余りがちです。
義姉のおいしいお茶には負けるけれど、新鮮なうちに頂こうと思います。
涼しくなったら炒って、香ばしいほうじ茶もいいかな。
それでも余りそうなので…。
休日のおやつに緑茶クッキーを作ってみました。
おやつ用に焼くお菓子は、ヘルシーで片付けも楽なので、バターではなく植物油で作ることが多いです。
***材料***
〇薄力粉 100g
〇てんさい糖 30g
〇茶葉 大さじ3程度 →すり鉢やミルサーで粉にしておく
〇植物オイル 大さじ2
〇豆乳 大さじ3(まとまればOK)
粉類を先によく混ぜておき、オイルと豆乳を調整しながら入れてまとめます(粉がだいたいまとまればOK、水分、油分が多すぎるとベチャッとなるので、様子を見ながら少しずつ)。
棒状にまとめ、適度な厚みに切って焼きます。
焼いているときも緑茶のいい香り♪
甘すぎず、お茶の香りと渋みがよい感じ、おやつにつまむのにちょうどよいです。
食べたい時にすぐ焼けるよう、棒状にまとめてラップに包み、冷凍庫にストック。
これなら、残りの茶葉もすぐなくなりそうです。
緑茶カテキンは殺菌・消臭効果も高いから、電子レンジの消臭やお掃除、入浴剤にもいいらしいですね。
そろそろ野菜もお花も種まきしたくて、少しずつ蒔きたいものを揃え始めました。
でも、その前に、ボウボウの夏草をなんとかしなくてはなりません…。
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やっと成長が加速したツルムラサキ~畑の夏野菜で天ぷらのっけ素麺
今年はスタートが早かったせいか、夏野菜の終わりが早めです。
2株だけですが、7月には毎日7~8本とれていたオクラも、何度か追肥はしましたが収量が落ちてきました。
7月は毎日、オクラと納豆のネバネバ丼を朝食にいただいてましたが、そろそろ終わりかな。
オクラとバトンタッチするように、8月に入ってから成長し始めたのがツルムラサキ。
熱帯アジア原産で、気温や地温が安定して高くなると蔓が伸びるようです。
伸び悩みの時期も、柔らかい葉や茎をお味噌汁の具にしていました。
茹でて刻むと独特のぬめり感が出るので、これからはオクラに代わって、ツルムラサキと納豆のネバネバ丼をいただこうと思います♪
ツルムラサキは栄養価の高さが魅力、夏にも栄養のある葉物が欲しくて植えました。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル、ビタミンC、βカロテンも豊富です。
ビタミンCはほうれん草の約2倍、βカロテンは小松菜と同程度、カルシウムは野菜の中でトップ10(乾物除く)に入るほど、マグネシウムもトップ10入りらしい。
毎日いただいて、まだまだ長い夏後半を乗り切りましょう!
本日も暑かったけれど、ツルムラサキを天ぷらで食べたかったので、他にも畑の野菜を取り混ぜて、小さいけれど海老も揚げました。
衣には余りがちなビール(発泡酒)を使いました。
普段、揚げ物はほとんどしないので、今回も少量の油で揚げ焼きにしましたが、やっぱり多めの油で揚げたほうがきれいに揚がりそうですね。
それでも、ビール衣のおかげで揚げたてサクサク、おいしく仕上がりました。
ツルムラサキの葉もサクサクです♪
2人分なのに、ちょっと揚げすぎました…。
家族は天つゆと塩で、私はつるっと食べたかったので天ぷらのっけ素麺に。
私は好きですが、ツルムラサキは独特の青臭さ?が苦手という方もいますが、天ぷらにするとそれもほとんど消えるので食べやすいと思います。
余った分は、明日、グリルで軽く焼いてバリっとさせて、天丼にします~。
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